TESTING WHEEL STIFFNESS OF THE 36 DISC

WHY IS WHEEL STIFFNESS IMPORTANT?＜なぜ剛性が需要なのか?＞

パワーロスを最小限に抑えることは、スピードと効率を高めるために重要です。力を受けてホイールが変形すればするほど、パワーロスに繋がります。

WHAT TYPES OF WHEEL STIFFNESS ARE TESTED?＜どのような剛性をテストしているのか？＞

「駆動剛性」は、ペダルにパワーをかけたときにホイールがどれだけねじれるかで決まります。これは、フリーハブへ加わるペダリングトルクを再現するものです。
「横剛性」は、横方向に荷重がかかったときに、ホイールがどの程度の横方向へたわむかで決まります。これは、登り坂で自転車を左右に揺らしダンシングしたときや、コーナーに進入したときに発生する力を再現するものです。
ねじれ方向と横方向へのたわみが少ないということは、ペダルからのパワー伝達が大きくなり、パワーロスが低減され、さらにコーナリング時の安定性とコントロール性が向上することを意味します。

HOW IS WHEEL STIFFNESS TESTED?＜剛性はどのようにテストされているのか？＞

駆動剛性のテストでは、リアホイールを車軸に設置し、リムのバルブ穴を固定して、フリーハブにねじり方向（ペダリングトルクをかける方向）の力を加えます。
その際に、リムに対してハブがねじれながら回転するほど、そのホイールの駆動剛性は低いと言えます。

重量を気にしなければ、超高剛性のホイールを作るのは簡単です。しかし、重いホイールでは速く走れません。
速く走るためには、剛性が高く、かつ軽量なホイールが必要です。そのためには、高い駆動剛性と高い横剛性を併せ持ち、かつ軽量なホイールを作ることが目標となります。
*：一般的には、重量剛性比という言葉を使用しますが、ここでは数値の算出方法を分かりやすくするため、数式の形で表記しています。