山岳コースの第18ステージで、CADEXライダーたちはトップ10のうち4人がCADEX WHEELSYSTEMSを装着していました。同じくCADEXを駆るチーム・ジェイコ・アルウラーのマウロ・シュミットが僅差の2位でゴールし、ベラーデのチームメイトであるパブロ・カストリーリョとパウ・ミケルもそれぞれ8位と9位でトップグループに入りました。
カストリーリョが2勝
ベラーデの勝利は、チームメイトのカストリーリョが第12ステージでの見事な登りと第15ステージのラスト10km単独アタックで勝利を飾った2つのステージ勝利に続くものでした。
今年のブエルタ最短ステージであるオウレンセからモンターニャ・デ・マンサネダの頂上でフィニッシュする137kmのレースとなった第12ステージ。カストリーリョは、27km地点で形成された10人の逃げ集団の一員でした。この勝利は、カストレーリョのキャリアで最高の勝利であり、ジャイアントがスポンサーを務めるエキポ・ケルンファルマでも最大の勝利でした。この日は前代表でチーム創設者のマノロ・アズコーナが前日に他界しており、チームにとっては感慨深い1日となりました。
カストリーリョは以下のようにコメントしています。
「正直なところ、まだ信じられない。ブエルタのステージで勝ったんだ。この勝利をチームと家族、そして昨夜亡くなった特別な人、アズコーナに捧げようと思う。」
3日後、カストレーリョは第15ステージのクイト・ネグルの山頂ゴールから3kmの地点で単独アタックを開始。ロシアのアレクサンドル・ブラソフとのスリリングなバトルで、カストレーリョは再びその強さを証明し、ラスト1kmで20%という恐ろしい激坂を走破し、母国で再び勝利を手にしました。
「言葉を失うよ。こんな激坂で、手強いライバルたちとのステージを制するなんて信じられない。本当に驚きいっぱいの勝利だ」
ベラーデが3勝目
エキポ・ケルンファルマは、母国でのグランドツアー最終週ですでに絶好調でした。しかし、この若い弱小チームはその栄冠に甘んじることなく、さらなる目標を掲げていました。ベラーデの番です。
ベラーデは第18ステージのフィニッシュ地点に近いマエストゥ=ナチュラル・デ・イズキで、42選手からなる逃げグループに加わりました。チームはカストレーリョとミケルの2人を逃げ集団に加えます。スペイン北部のバスク地方の起伏に富んだ地形に挑みながら、集団はいくつかの山岳区間で削られていきました。
アタックとカウンターアタックを繰り返し、エキポ・ケルンファルマの3選手とチーム・ジェイコ・アルウラーのマウロ・シュミットを含む13人の先頭グループが最終決戦に臨みました。CADEX 50 ULTRA WHEELSYSTEMを使用するスイスロードチャンピオンのシュミットは、ブエルタを通して活躍し、すでに第13ステージでは見事2位を獲得していました。この結果は、ジェイコ・アルウラーのエディ・ダンバーが第11ステージで優勝した2日後のことでした。
残り6kmの最後の登りで、オランダのステフェン・クライスヴァイクが最初にアタック。すぐにベラーデが合流し、登りの途中で独走態勢に入り、そのまま15秒の差をつけてゴール。
ベラーデは以下のようにコメントしています。
「この瞬間、僕は賭けに勝ってトップに立つんだと自分に言い聞かせたんだ。このステージ優勝は、チーム全員にとって夢のようなこと。全員が一緒に達成した喜びであり勝利さ。僕らは苦楽を一緒に向き合ってきたんだ。」
1-2-3! ブエルタでエキポ・ケルンファルマのベラーデが快進撃
2024年9月5日
CADEXスポンサーを務めるエキポ・ケルンファルマのウルコ・ベラーデはブエルタ・ア・エスパーニャでまたも見事な走りを見せ、第18ステージで優勝。スペインの新興チームに3週間のグランツールで3度目の勝利をもたらしました。