過去2年間、ショートコースの大会と2024年のオリンピックに専念していたブルメンフェルトは、今回のフランクフルト大会で見事な勝利を収め、アイアンマンレースの実力者であることを証明しました。パリオリンピックではトライアスロン混合リレーに出場し、男子個人では12位に入賞。そのわずか13日後、CADEX Triバイクで力強い走りを見せ、灼熱のランで勝利を飾りました。
7時間27分21秒のコースレコードを樹立の上で優勝したブルンメンフェルトは以下のように語っています。「自分でも驚いているよ。ここのところTTバイクにも乗らず、ロングランもほとんどしていなかった。」
2022年の世界選手権以来、アイアンマンのフルディスタンスに出場していないブルメンフェルトは、賞金総額8万7500ドル、コナへの出場権6枠が懸かるヨーロッパ選手権でもあるこのレースに、あまり期待せずに臨んだとのこと。180kmのバイクコースで、彼は自分が十分に戦えるだけの力を感じていることに気づきました。
「160kmを過ぎたあたりで、僕の前には2人しかいないと知らされた。その時点で、バイクを降りてからのフィーリングに問題がなければ、表彰台を狙えることに気づいたんだ。」
クリスティアン・ホーゲンハウグ(デンマーク)がバイクをリードし、ブルメンフェルトは3人で追走。約3分遅れで第2トランジションを通過しました。そこからブルンメンフェルトはさらに追い上げます。
ブルメンフェルトはランでスピードを上げ、4周回レースの約10km地点でホーゲンハウグを捕らえて1位に浮上。胃の不調にもかかわらず、彼はさらにリードを広げました。
「残り15km、コース3周目で吐いてしまったとき、栄養を摂ることが重要だとわかったんだ。でも、なんとかリズムをつかみ、2位や3位よりも速く走れていることに気づき、なんとか持ちこたえられると思ったんだ。」
ブルメンフェルトは2位のキーラン・リンダーズ(イギリス)に5分近い差をつけて優勝しました。続くグレゴリー・バーナビー(イタリア)はさらに30分差で3位に入りました。