本レースは、カナダの2つのUCIワールドツアーイベントのうちの1つであり、坂が多くペースの速い201kmのレースです。マシューズは、7月のツール・ド・フランスで3つのステージとポイント賞を獲得したアンテルマルシェ・ワンティのビニヤム・ギルマイを抑えて優勝しました。
GPケベックは標高差2,976m、4つの短い登りを16周回するコースです。マシューズは集団スプリントが少人数になるがわかっていたため、エアロダイナミクスに優れたCADEX 50 Ultra WheelSystemとCADEX Aero Integrated Handlebarを選択。サドルもCADEX Ampを使用しました。
UAEチームエミレーツ所属で優勝候補のタデイ・ポガチャルとディフェンディングチャンピオンのアルノー・ドゥリー（ロット・デストニー）が、モンテ・デュ・フォールまでの1kmの上り基点でアタックをかけましたが、2人は後退。マシューズは平均勾配4％の上りで絶好のポジションをキープし、集団が道の右側から左側へとハンドルを切ったとき、彼は右側をキープ。完璧なタイミングで残り250mの上り坂でスプリントを開始し、ギルマイを抑えてゴールしました。フランス人のルディ・モラールが3位に入りました。
「ハードな1日だったから、誰も本気のスプリントをする力が残っていなかったんだと思う。だから集団がみんな左に動いたとき、僕は右でスプリントをかけるチャンスだと思ったんだ。今日は最大限のパワーが残ってないのは分かっていたけど、僕は本当にロングスプリントが得意だし、15秒から20秒のスプリントをするパワーがあることも分かっていた」。
マシューズがGPケベックで優勝するのは2018年と2019年に続いて3度目。なおかつ表彰台に立つのは、GPケベックでは2017年から6大会連続となります。
「言葉にできないほどの意味がある。今シーズンはクラシックで素晴らしいスタートを切ったけど、そこから今に至るまで、僕にとっては何もうまくいっていない。よく知るレースであるここに戻ってきて、おそらくここが最もタフなフィールドだと思う中で3度目のケベック優勝を飾れたことは、間違いなく特別なことのひとつだ。」