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アイアンマン・テキサスでブルメンフェルトが圧勝 CADEXアスリートが表彰台を独占

2025年4月29日

4月27日(日)に開催されたアイアンマン・テキサスで、CADEXアスリートが表彰台を独占。CADEX Triを駆るクリスティアン・ブルメンフェルト(ノルウェー)が、これまでのコースレコードを20分近く短縮する圧巻のパフォーマンスを披露し、アイアンマン・ディスタンスで通算4度目となる勝利を挙げました。

オリンピックとアイアンマン世界選手権の同年優勝を史上初めて達成した2021年の再現を目指しながらも、満足のいくパフォーマンスを発揮できずに苦しんだ2024年を終えて、再びミドル/ロングディスタンスに集中し始めたブルメンフェルト。アイアンマン・テキサスでの勝利は、復調を強く印象付けるものとなりました。

北米アイアンマン選手権と銘打ち、2025アイアンマン・プロシリーズの第4戦として開催されたアイアンマン・テキサス。今シーズン初めて北米で開催されるフルディスタンスのアイアンマンであり、ブルメンフェルトやグスタフ・イデン(ノルウェー)、CADEXアスリートで過去2回の優勝経験を持つルディ・ヴォンバーグ(アメリカ)など、多くのトップアスリートがスタートラインに並びました。

男子プロのレースは、2.4マイル(3.8km)のスイムで25名の選手が先頭集団を形成し、後続に1分以上の差をつけます。続く112マイル(180km)のバイクパートでは、プロロードレーサーとしても活躍したキャメロン・ワーフ(オーストラリア)が3時間53分32秒、平均時速46.26km/hという驚異的な記録でコースレコードを更新して先頭に立ちます。

CADEX Aero Disc(リア)とCADEX Aero 4-Spoke 1K(フロント)を装備したCADEX Triを駆るブルメンフェルトは、48km地点で一時トップに立つなど好調な走りを見せ、首位争いに加わるかたちでランパートへと移行します。

26.2マイル(42.195km)のランパートに入ると、ブルメンフェルトはすぐさま先頭を捉えます。同じくCADEXアスリートであるアントニオ・ベニート(スペイン、BMC Pro Triathlon Team)が唯一このハイペースに食らいついたものの、やがてブルメンフェルトが独走に持ち込みます。

フルマラソンを2時間34分03秒で走破したブルメンフェルトは、トータル7時間24分20秒で優勝し、アイアンマン・テキサスの新しいコースレコードを樹立。8分03秒遅れの2位にはベニート、9分06秒遅れの3位にはヴォンバーグ(アメリカ)が入り、CADEXアスリートが表彰台を独占しました。

ブルメンフェルトにとって優勝は、昨年8月にドイツ・フランクフルトで開催されたアイアンマン欧州選手権以来のこと。また、バイクパートでのパンクによって後退したものの、ハーフマラソンと同距離のランパートを1時間07分19秒で走り切り、復調の兆しを見せた4月上旬のアイアンマン70.3オーシャンサイドでの調子の良さを裏付ける結果にもなりました。

ブルメンフェルトのレース後のコメント
「(ランパートの)特に最初の25kmはとても良かったのですが、最後の7~8kmはとてもタフでした。気温が高い中でのレースでしたが、気持ち的には安定していました。バイクパートを終えた時に調子の良さを感じていたので、ランの途中から大腿四頭筋が攣り始めてしまった時には【最後までもってくれ!】と祈りながら走っていました。」

「オーシャンサイドではパンクで順位を落とし、獲得できるはずだったポイントを逃したことは残念でしたが、自身の調子は悪くなかったと感じていました。今日獲得できた(アイアンマン・プロシリーズの)5000ポイントには大きな意味があります。なぜなら、70.3ではなく、フルディスタンスのアイアンマンで調子の良さを証明することはとてもチャレンジングなことだからです。今日の勝利にはとても満足しています。」

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