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ノルウェー勢が表彰台独占のIM男子世界選手権 イデン選手が復調の2位 ブルメンフェルト選手が3位

2025年9月15日

フランス・ニースでは最後の開催となるアイアンマン男子世界選手権は、近年のトライアスロン界を席巻するノルウェー勢が表彰台を独占。GIANTアスリートのグスタフ・イデン選手が2位、CADEXアスリートのクリスティアン・ブルメンフェルト選手が3位に入りました。

4名の元世界王者と11名の世界選表彰台経験者がエントリーするなど、史上最もハイレベルなアイアンマン男子世界選手権と目された今大会。結果は近年のトライアスロン界をリードするノルウェー勢が席巻し、2016年のドイツ勢以来となる、1か国の選手による表彰台(Top3)独占を達成しました。

また、バイクパートの獲得標高が2,400mに迫るハードなコースレイアウトにも関わらず、上位3選手は8時間以内にフィニッシュへ到達。初出場にして初優勝を果たしたカスペル・ストールネス選手に続き、Trinity Advanced SLを駆るイデン選手が2位、トレーニングメイトでありCADEX Triを駆るブルメンフェルトが3位に。来年からハワイ島・コナでの男女共同開催へと戻るのを前に、最後となるニースでの世界選手権は、歴史的なレースとなりました。


レースはスタート直後からハイペースで展開し、スイムアップの段階で12名が先行。ブルメンフェルト選手は先頭から約1分遅れの第2集団で、イデン選手は約2分遅れの第3集団でスイムを終えます。

続くバイクパートでは3名が先頭集団を形成し、これを追う第2集団にブルメンフェルト選手やイデン選手が入ります。更に後方からはスイムで腰痛に喘いだ2023ニース覇者のサム・レイドロー選手(ドイツ)が猛追し、バイクパートの半分を消化した90km地点で追走集団に合流することに成功。レイドロー選手はそのままペースを緩めることなく先頭を追い続け、ブルメンフェルト選手やイデン選手もこの展開に同調します。


最終的にバイクパートを先頭で終えたのはマーテン・ファンリール選手(ベルギー)。そのすぐ後ろにレイドロー選手とニック・トンプソン選手(オーストラリア)が、更に先頭から20秒差でストールネス選手、イデン選手、ブルメンフェルト選手のノルウェー勢が続きます。なおバイクパートの区間タイムは、4時間29分29秒で駆け抜けたレイドロー選手が3年連続となるトップで、48秒差の2位がイデン選手、1分51秒差の4位がブルメンフェルト選手という結果に。

ランパートに移ると、5km地点で先頭集団はファンリール選手、レイドロウ選手、イデン選手、ブルンメンフェルト選手、ストールネス選手の5名になり、10kmを地点を過ぎるころにはイデン選手とブルンメンフェルト選手の2名が先行します。少し間を開けてストールネス選手が元世界王者2名に追いついたことでTop3はノルウェー勢が独占します。


ストールネス選手はそのままハイペースを保ち、アイアンマン世界選手権史上初めてとなるランパートでの2時間半切りをマークし、初出場にして初優勝の快挙を達成。続く2位には長く不調に苦しんできたイデン選手が、3位には脚を攣りながらも粘ったブルメンフェルト選手が入りました。この世界選手権の結果を受けて、Ironman Proシリーズの年間ランキングで、ブルメンフェルト選手が首位に返り咲き、イデン選手も3位にポジションを上げています。


イデン選手はGIANT Trinity Advanced SLを、ブルメンフェルト選手はCADEX Triを駆り、ニースの険しい山岳コースに挑みました。2名ともホイールはCADEX Aero WheelSystem(前:4-Spoke / 後:Disc)の組み合わせを選択し、コックピットにはプロトタイプのCADEX エクステンションバーをアッセンブル。 ヘルメットは新型モデル「Rivet Mips」を使用しました。

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