サイモン・イェーツ(Simon Yates)とマイケル・マシューズ(Michael Matthews)がオーストラリアのアデレードで開催されたツアー・ダウンアンダーにおいて表彰台を獲得しました。イェーツは5日間のレースの最終ステージを制し、総合2位を獲得しました。マシューズは終始アグレッシブな走りを見せ、ポイント賞を獲得しました。
イェーツはシーズン序盤から好調で第3ステージで優勝まであと少しのところにまで迫り、最終ステージでは逆転優勝を果たしました。CADEX 50 Ultra WheelSystemを装着したGiant Propel Advanced SLを駆り、マウント・ロフティの最後の登りで、2位のジェイ・バイン(Jay Vine)、3位のベン・オコーナー(Ben O’Connor)を抑えて勝利を獲得しました。
イェーツはレース後以下のようにコメントしています。「勝利に酔いしれているよ。幸せだね。総合優勝を目指してここに来たけど、本当にいい勝負ができたと思うし、とても満足している。今日はタフな1日だったよ。短いステージで、マウント・ロフティを何周かする、僕の好きなサーキットレースだったんだ。選手たちは本当に素晴らしく、みんな自分の役割をきちんと果たしてくれた。最後の上り坂でうまく走り切り、優勝することができた。オーストラリアでの勝利は格別だね。」
ポイント賞のマシューズは以下のようにコメントしています。「今週はジェットコースターのような1週間だった。でもチームとして、ステージ優勝、ポイント賞のジャージ、そして総合2位を獲得するためにできることはすべてやったと思う。この1週間、僕たちにとって良いシーズンスタートになったと思う。本当にハードでアグレッシブなレースだったからこそ、ここオーストラリアで再びレースができるのは本当に嬉しいことだったよ。」
女子チームではアレックス・マンリー(Alex Manly)とルビー・ローズマン=・ギャノン(Ruby Roseman-Gannon)が見事な活躍を見せました。マンリーが第2ステージで優勝し、UCI女子ワールドツアー開幕戦のリーダージャージを獲得。マンリーは、標高1631mの難関ステージで、同じオーストラリア出身のジョージア・ウィリアムズ( Georgia Williams)とオランダのニーナ・ブイスマン( Nina Buijsman)を抑えて最後のスプリントを制しました。
CADEX 50 Ultra WheelSystemを搭載したLiv Langma Advanced SL Discを使用したマンリーは、バードウッドからウレイドラまでの90kmのステージで、観客の声援を集めました。
マンリーは以下のようにコメントしています。「これ以上の勝利は望めないわ。ここは私の地元の道で、レースでリードすることは夢のよう。ツール・ド・フランス以外で、本当に結果を残したいレースなの。私にとって大きな意味がある。」
マンリーのチームメイト、ルビー・ローズマン・ギャノンも第2ステージを14人の先頭集団で終え、総合4位で最終第3ステージに臨みました。最終ステージで勝敗を分けたのは、ゴールから7.5km地点にあるコークスクリューの上り。ローズマン・ギャノンはこの上りで強さを発揮し、5位でゴール。総合4位となりました。